電源の入らない壊れたiMac 27をしばらく放置していたわけで、、
Appleのリサイクルプログラムを使って処分してもらおうかと考えていました。
特に、HDDのデータは適切な処分が必須で、不用意に漏洩してしまうことは避けたいところです。
ところが、過去にPCを自作していたこともあり、なんとなく弄ってみたいといった衝動に駆られました。すでにロジックボードの破損は分かっているので、なら交換すればいいんだろうとか、、コンデンサ類の破損だろうとか、、何がどうなっているのか知りたいと言う理由で分解することにしました。
液晶を外すとこんな中身で、構成も容易に判断できます。
しかし、Apple製品は内部もある意味芸術的でよくできていると感じます。
配線(コネクタ)やビスは、闇雲にいじると後が大変なので事前に調べておきました。
とはいっても特に複雑さはなく破損しないような注意は必要かと思います。
これがロジックボード。
さらにヒートシンクをバラします。CPUとGPUのグリスはほぼ乾燥している状態でした。
さて、ここからロジックボードに対して処理したことは、、、
・とにかく目視、観察を続ける→部品に破損がないか→見つからない
・コンデンサ類のチェック→静電容量というよりショートがないか→なし
・導通チェック
・内蔵電池の交換
・SSD/Air Port Bluetooth card 取り外し清掃
・メモリ/SATAケーブル 取り外し清掃
・コネクター部/コンデンサのハンダ→ハンダを盛る(フラックス必須)
・パーツクリーナーで表裏洗浄
・接続箇所には接点復活剤を塗布
いろいろ時間がかかりましたが、、
結論は、結果として電源入らずです。
ただ、組み上げ後にコンセントを差し込んだ時、、
ロジックボードには診断用LEDがあるのですが、ここが3つまで点灯しましたね。
冷却ファンも制御していたし、、
その後、一旦電源を落としたのですが、それ以降は反応なしです。
やるだけやってみましたがこんなもんです。
ロジックボードが入手できれば交換する。
かもしれません。