”5S”という言葉をご存知ですよね。
そうです。
整理・整頓・清掃・清潔・躾(しつけ)の頭文字をとって
”5S" もしくは ”5S活動”と呼んでいます。
一時期、家のいたるところに物が溢れ、収納下手というのでしょうか
収納すべき物をどこに収納するのかが確定しておらず、
一旦は片付けてもまた元の状態。
しばらくすると、収納しようにも以前の収納場所が雑多となり収納すべき場所がなくなってしまいます。
”収納” キーワード どんだけ〜
ホームセンターで材料を購入し一気に棚なんかを作成したり
おきまりの3段ボックスを購入し片付ける。というか押し込む。
しばらくすると元の鞘。
なのでさらに、棚を作成したりボックスやカゴを購入し整理をしていました。
そもそも、DIY(日曜大工)自体は全く苦にはならず、
好きな方で、思い立ったら即行動です。
そんなわけで、あらゆる箇所に作成をしてきました。
しかしだんだんと雑多な風景が煩わしくなり。
これでいいのかな〜と思う日が度々ありました。
物が増える=収納手段を増やす=DIY(日曜大工)
という公式が疑問に思えるようになりました。
そうなんです。
そもそも家のサイズから収納には許容範囲(限度)があり
さらに必要な物というのは現状の生活を踏まえると
自ずと決まっているということに気が付いたのです。
履いていない靴、着ていない服、使わない食器類、書籍、寝具であったり
筆記用具もそう、使ったのを1〜2回しか見たことのない美容器具、家電もゲーム機も・・・
さらにせっかく購入した3段ボックスやカゴ
強いて言うなら自分が作成した棚なんかも活用ができていなく ”ただの飾り物”。
あらゆるものが無駄に思えてきました。
そこで、思い浮かんだのが冒頭の "5S" です。
職場でもよく聞く言葉ですし、事務所には標語として貼ってあるのではないでしょうか。
第一段階目として
整理=必要なものと不要なものを分別する。不要と判断したものは処分すること。
です。
一番根本となる部分をおろそかにしていたことでこの負のスパイラルから
抜け出せなかったのだと思います。
断舎利という言葉をよく聞きますが、まさしく実行のときです。
片っ端から、あらゆるものを引きずり出し
不要なものはごみ袋にどんどん詰め込んでいきました。
判断が難しいものは、基本的に使用はしないというのが自分の考えですが、
妻や子供の意見も加味しないといけないので1つ1つ問いかけました。
そもそも何で購入したのか?現状の頻度は?今後の予定は?なんかまで
細かにヒヤリングし、なぜここまで大掛かりなことを行っているのか説明をすると、
判断の難しいものでも約8割程度は決着(捨てる)がつきました。
時には捨てるよりは、どなたかに使用してもらえる物も多々あったので
これはこれでオークションやメルカリ等に出品したりもしました。
市営の環境センターへ何度、車で往復したことか・・・・
そしてようやく断舎利が終了し、改めて家の中を見回すと
収納スペースが生まれ、せっかく作成した棚なんかも不要となり結果として撤去までしたため、スッキリ。
今までのもやもやした気持ちから、すがすがしい気持ちになりました。
しかし、これで終わりというわけではありません。
今後も見直し(PDCAサイクルで)をし
これほどの大掛かりなプロジェクトにはならないようにしたいので
継続していかなければ・・・。
”5S" 最後の「躾(しつけ)」が一番根気が要るところかも知れません。
その反面「整理」は体力仕事ですが実行あるのみで、
効果が目に見えてわかるので実感を感じる事ができると思います。
DIY(日曜大工)とだいぶかけ離れた内容とは思われますが、
片付けるたために、収納場所を確保するために、
一生懸命にDIY(日曜大工)を行なっていたことは
逆にこのようなことを気付かせてくれたのだと改めて感じました。
カウンターに吊り棚を作成