くるっと、ロードバイク

週末はロードバイクで遠く、早く....

ロードバイクで100kmという壁を超えるためには・・ 

ロードバイクを乗り始めたとき、

そのスピード感や爽快感の異次元に感動し、

とにかく乗ることが楽しくて仕方がなかったです。

 

また、ロードバイクが持つ無駄のない美しい造形美に何度もアングルを変えながら

家で眺めうっとりとしていたものです。

無駄に何度も磨いたりして、とにかく関わるのが楽しかったです。

 

そのため、距離や時間を決めて意識的に乗るというより

赴くまま、心ゆくまで楽しむといったことが主体でした。

 

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ある時、サイクルコンピューターというものを購入した訳ですが、

スピードや走行距離、時間が刻々と変わる様子が ”オレ、走ってるなー”と

なんだか、すごいことをしている様な感覚がして、

よし、30km/h出してやろうとか、

先週は走行距離が20kmぐらいだったから今日は25kmは走ってみようとか、

ものすごくテンションが上がりました。

走行後は、必ずログをExcelに集計なんかして、今月は200km走りましたとか

来月はもっと多く走ってみたいとか・・

とにかく週末に向けてロードバイクのことしか考えていなかった訳です。

 

そんな日々が続きましたが、

毎回同じコースや集計するログも似たり寄ったりで、飽きてくるんですね。

 

そうなると距離を走るというよりも先に何か冒険心の様な感情が芽生え

〇〇までいってみようといった欲が出るものです。

そうして計画したコースをじっくり考慮すると往復で約100kmあった訳です。

一旦現実に戻り、こんな距離を今まで走った経験がないのに

本当に走れるのかなとか不安が襲ってきます。

確かに、20〜30km程度しか走ったことがなく、

今までろくに運動もしていない不摂生の塊の体ではさらに不安がありました。 

 

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そんな希望と目標を持ちながら

毎週末、コンスタントに走り続けログもしっかりと保管し、

体重と体脂肪率も記録する様になりました。

そして、1年近くが経過した頃には、走行距離の最高が70kmをこえ

さらに記録した当初の体重70kg、体脂肪率19.5%が

体重64kg、体脂肪率17%までになっていました。

これはこれで面白く、体も徐々に脂肪が削がれたくましく変わっていくことが

モチベーションにつながりました。

 

この辺りから、なんだか欲が出てきた様な気がします。

走行距離が毎回50kmは超え、体重や体脂肪率もさらにメキメキと減り

体つきも変わってきました。

ログを記録するときも、先週や過去と比較して

”オレ やってるな うん” とニヤついたりしていました。

何より、自転車自体の重量には変化はない訳ですが、

エンジンとなる自分が軽量化していくことで、うんと楽に巡航速度を上げられ、

さらに自転車と一体感を感じ、楽に走れる様になることが体感できた

ことが非常に嬉しかったです。

 

今、思い起こせば、

この様な経緯を踏んだからこそ

結果的に100kmという壁を超えられたのだと思っています。

そうです、計画した100kmのコースを制覇したのです!

実に1年と3ヶ月もの準備を要したということになります。

 

100km走ることを意識し始め、常に夢と希望を持ち(おおげさかも!)

途中まではがむしゃらに、その後は、欲も出てきて結果的に、

走れる状態にまで高めていったという事になります。

 

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なので自分の経験から

100km走るという目標を立てたなら、その準備をするといった

ことになるでしょうか。

そのプロセスが、

 

・楽しむ

・継続する

・考える

・モチベーション維持のための記録や計画

 

一番大切なのは、楽しむということ。

乗ることで得られる爽快感や、思いがけない地元の発見、四季の変化を肌で感じ

スピードや距離は意識しない。気の向くままに自転車で流すと言った感じ。

 

それと、自転車をいじることも自分は好きで、

パーツ交換やメンテナンス、そのための知識習得、専用工具が揃っていく様。

そんなことをどんな形式でも良いと思うの楽しみながら記録する。

 

そんな記録や走行のログを地図開き(古いか。Google Mapですね。)

振り返ることで欲が出てくる。するとさらなる野望といいますか

計画を考え出す様になります。

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目標を達成させるには、一朝一夜という訳にはいきません。

そのハードルが自分にとってどのくらいのものなのか、

いつまでに達成したいのか

何が足りないのか

何をすればそのギャップを埋められるのか、その手段や方法など考え

計画することを勧めます。

そこまできたらあとは実行あるのみです。

前進するためにこつこつと継続するしかないのです。

 

そうすると、

ある時、フッと自分がレベルアップしていることに気がつきます。

これが自信です。

つまり、70kmの走行実績はある。あと、プラス30kmではないか。

それから体が絞られ、ロードバイクを乗るための体が整っているという現状。

あんなに100kmという壁に恐れていた自分が、

やってやろう、完走できるに決まっているといった感覚になるのです。

これは自転車に限ったことではないでしょうけど。

 

これらはあくまでも自分の主観です。

もっと良い方法や1年3ヶ月もかけずに効率よく達成する方法があるかと思います。

ですから、参考にしていただければ幸いです。

 

いまだに、ロードバイクという相棒は自分にとって人生そのもの。

大切なパートナーです。

今後も、上記に挙げた一連のプロセスを大切に

 

「遠く、早く」を目指していきます。

 

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当時の相棒、今も大切に保管してあり。

たまには様子伺いのため付き合っています。