くるっと、ロードバイク

週末はロードバイクで遠く、早く....

ロードバイク 腕の痛みの原因と対策について考える

長距離、長時間のライドだと途中から決まって右腕が痛くなる。
なんでだろう??

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そうすると・・結果的に集中力が切れ、
痛くて・・辛くて・・楽しさが半減してしまうものです。
「遠く、早く」が自分のテーマなのに、それ以前の問題と言えます。
 
問題点(右腕が痛くなる)は明確なので、ここは忠実に基本を振り返り
 
大きく分けて
①乗車姿勢を意識する。
②ベストポジションを見直す。
 といったことを実践してみます。
 
①乗車姿勢を意識し改善する。
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真っ先に、長距離、長時間のライドであれば
ロードバイクならではのハンドルの握り箇所を変える・・
つまりブラケット、上ハン、下ハンなど常に偏りがないか・・
あえて握り箇所を変えて、緩和させることで解決ではと考えてみました。
が、思い返すとこのことは自ずと実行していましたし、意識的にコースの状況にあわせて変えているものだということにも気がつきました。
 
であれば他にも要因がとは考えられますが、そうなると右腕だけ痛くなるといった偏りはないのかもしれません。
 
一応以下の要因も忘れてはいけないと思い改めて確認と実行を。
 
・骨盤を立てていない。
 これが意識して出来ていれば、重心が後ろの方になるわけで、
 腰から下で体重をしっかり支えられるので、腕が突っ張ることがなくなるのです。
 つまり、腕への荷重が少なくなるといったことです。
 
 イメージとしてよく言われているのが、
 ヘソをグッと後ろに引き、大きなボールのような物をお腹の前で抱えている感じ。
 その状態で、ブラケットを握る。体重はかけない。
 この時、背筋を使って上半身を支えるイメージで。
 
・肘が伸びすぎ。
 腕が突っ張った状態で乗車が続くと、
 路面の衝撃をダイレクトに受けるので痛くなるのではと考えています。
 疲れてくると、乗車姿勢が崩れて腕を突っ張ったり、背筋が伸びたりして
 時間の経過とともに蓄積していくので、基本的なポジションが出ていて
 上記のように骨盤を立てての乗車姿勢であれば自ずと肘が曲がるような
 姿勢になります。
 
・適切なギヤで走行していない。
 クランクの回転力の反力を取り入れることにより上体が起こされ
 腕への疲労蓄積を緩和できるのではと考えます。
 あまりにも軽いギアばかりで走行でだと巡航航速も上がらず
 かつ、時間の経過とともに腕へのダメージに影響がするのかと思います。
 
以上は過去に自分なりに調べてまとめていた内容です。
レースやスピードを重視というより長距離を難なくこなすためのテーマを主体にしています。
 
 
②ベストポジションを見直す。
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自転車は、
ハンドル(手)、サドル(おしり)、ペダル(足)の3点と接している訳で、
この3点が絶妙に自分に合っているかどうかがポイントだと思っています。
ちょっとしたセッティングの誤差が長距離走行で積み重なり
痛みの症状として出てくるのかと思います。
現状のセッティングに落ち着くまでは試行錯誤し、弄っては乗り
また弄っては乗るといったことを繰り返してきました。
 
 
自分のルールとしては
・変えるポジションは1箇所のみ
・100km以上のライドを数回試し痛みの症状が出ないかの確認
 と決めていています。
 
結局のところはサドルの高さが非常に重要かと思われます。
が今回のテーマとは直結するのかどうか。
それほど頻繁に変えるものではありませんが、
セッティングの履歴を残しており
最終更新のデーターがベストポジションということになっています。
なので、現状とデーターを比較して合っているのかどうかの
確認がまずは優先事項です。
 
 
そんな中で、決定的な結論が出ました。
 
サドル先端〜シフトレバーのシフトアウターのセンターまでを基準としていますが、
右のブラケットが、最終更新のデーターより5mmも遠いい! 
これは問題です。
昨年末にバーテープ交換をしてから確認したつもりでしたが、
しっかりと最終確認ができていなかったことが問題です。
 

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つまり今回は、

履歴を残しておくことで解決の手がかりとなったわけです。

履歴項目としては以下の6項目です。

①シート高さ

②サドル先端〜ハンドルセンター

③サドル先端〜ブラケット(シフトアウターのセンター)

④ブラケット高さ(床〜シフトアウターのセンター)

⑤スペサー枚数

⑥ステム長

  
 ・サドルの高さ
サドルに鉄板をのせ、水平を確認。 
BBのセンターからシートチューブ〜シートポストに沿って鉄板の下ズラまでを
計測する。これを「サドル高さ」としています。
 
自分の股下が770mm
測定方法は
裸足で足の開きは約150mm 
少し厚めの本をグッと股下に挟む。股間ではなく股下にぐいっと。
その本が床面と水平になるように確認してもらったあと
スケールで測定してもらう。
 
一般的に言われている【股下×0.875】mm をあくまでも1つの基準として
「サドル高さ」とする。
この公式に当てはめると673.75mmとなります。
過去の履歴を見ると、当初は673mmでスタートでしたが、
いつしか670mmとなり、
673mmになったり、最大では680mmという記録もありました。
しかし、675mmが最終履歴となっているのであっているかどうかの実測をし
問題ないことを確認できました。
 
今回の
右腕の痛みは右ブラケットの位置が最終履歴と違うことが原因で
これを発見できたのは記録があったこと。
そして修正して改善を行うことができたのです。
 
3回ライド(約280km走行)ですが痛みや違和感がないことを確認できています。
おそらくこれで解決にはなったとは思われますが、
そもそもこの最終履歴のセッティング自体でいいのかどうかと考えてしまいます。
購入当初と現状ではステム長すら変えていますしスペサーなんかも同様です。
 
自分のライドの目的に応じたセッティングというものがあるはずで、
そのための理論的な数値は出すこともできますし、ショップなどでも有料で測定が可能です。
 
あくまでも理論値であって、色々な状況で経時的に乗ってみなければ
心地よいポジションは決まらないかもしれません。
そのための試行錯誤という時期があり、履歴というのも手がかりになるかと思っています。